Code for History

"Code for History"はIT技術を歴史学上の問題の解決に使うコミュニティです。強調したいのは、我々にとってIT技術は「手段」であって「目的」ではありません。「目的」は歴史学上の問題を解決する事であって、必要であればITでない手段も活用します。常に最優先なのは、問題を解決することです。

Apple地図で小字が大大と地図面に表示されるのは仕様なのか?

約一年前に、Facebookに以下のような投稿したんだけど、

某超大手地図サービスにデータ解釈のバグ見つけた。 マニアックといえばマニアックだが、普通に普段使ってれば気付く範囲に出てくるバグ。 関係者にレポートしたのでいずれ直ると思うが、うちの会社も今日本地図対応しようとしてるけど、実装部隊に日本人いないので、ちゃんと解釈できるのかやきもきしたり絶望的になったりしてた。 でもあれほどの巨大サービスでもまだ解釈バグあるんだから、うちも公開してからちょっとずつ叩かれて直せばいいかー、と少し気が楽になった。

これ、1年経っても直ってないけど、この地図サービス的には仕様という判断でいいのだろうか?
どこのサービスか明かすとAppleの地図で、バグ?の内容は、正式住所じゃない小字部分(例:奈良市高畑町の小字、破石町、本薬師町など)が、あたかも住所でございと表示されてる問題なのだけど。

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これ、生じてる原因は、Appleが使ってるiPCの住所データには小字か小字じゃないかを判定するフラグが付いてるんだけど、それを無視してデータ投入してるから。

 

ちなみに、Google Mapでも、今年4月の地図データ変更直後には、同じ問題が起きていた。
それが、データ変更後のGoogle Mapsが住所データはiPCのデータを使っている、と私が判定した根拠の一つだったんだけど、今見たら直っている。

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直った理由が、小字フラグをきちんと判定するロジックに修正したのか、それともそもそもまた違うデータソースに変えたのかはまだ不明。

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