Code for History

"Code for History"はIT技術を歴史学上の問題の解決に使うコミュニティです。強調したいのは、我々にとってIT技術は「手段」であって「目的」ではありません。「目的」は歴史学上の問題を解決する事であって、必要であればITでない手段も活用します。常に最優先なのは、問題を解決することです。

己の対向部分でStrolyのパフォーマンスを超えていないのにStrolyを舐めてかかる連中に腹がたつ

連日Strolyを貶める投稿(もちろん嘘や誹謗中傷ではなく、事実を示して、ですが)をブログで続けている私ですが、それは私が開発しているMaplatで、技術の分野で、Strolyを上回る技術を開発しているという実績を既に残しているからです。
Stroly社の技術マネジメント能力は最低最悪ですし、その結果として5億円近くも投資を受け何人もの技術者に専業させているにも関わらず、個人が本業の余暇にお小遣いで作っているオープンソースに技術力で劣っているという、その結果があるので行っていることです。
(もちろん、優っている部分があるからといって相手を貶めていいのかという話もありますが、それは、感情的には私がStroly社から過去被った信義則に反する行いに対し怒っていることと、冷静な理由としても、後述するとおりStroly社が得意な分野に対抗するため別の私の得意な分野で対抗する必要があるから、ということがあります。)

では、Strolyの技術以外の分野はどうなのでしょうか?
別に全く超一流ではないものの、Strolyのそれぞれの分野でそれを上回る成果を出してない奴が、安易に舐めてかかっていい状態ではないのがわかります。

たとえばデザイン。
StrolyのCEOはデザイン馬鹿で、自分の評価指標がデザインしかないために、技術やその他の要素をマネジメントすべき時でもひたすらデザインデザインしか言わず、元同社CTOの中川氏(id:monomoti)も言ってましたが、技術の開発にコストを使わずにひたすらデザインを作っては壊し、作っては壊ししかやっていない人です。
ですが、ちゃんとプロのデザイナー投入した上でそれだけ作っては壊ししてますから、トータルな生産性の面ではともかくとして、結果的に仕上がってるデザインとしては、それで何か状況が好転するほど優れたものではないにしても、ちゃんとまあ見た目的にはよくできてるよね、的なものに仕上がっています。

Strolyのデザインは超一流ではないにしても悪くはない

翻ってMaplatを見てみると、現在のところMaplatにはデザイナーの協力者がいませんから、デザインに力が入れられていません。
私もそれなりにシステムに携わってきた経験があるのでその範囲で、UXが壊滅しているようなUIは作ってないつもりですが、アイコンなどもフリーフォントの流用ですし、ボタンなども地図ライブラリの標準ボタンのカスタマイズです。

デザインの面では、MaplatはStrolyに勝てていない

別にデザインの面でMaplatがStrolyに勝っているとは全く思っていないし、技術に金かけるべき時にデザインばかりいじってるStroly CEOのデザイン馬鹿を揶揄したことや、Strolyがバグを直せなくてこれまでできていた事ができなくなった際に、それをごまかすUI遷移に変えた事を揶揄したことはあれ、Strolyのデザインを馬鹿にしたことは一度もありません。
(ただし、MaplatはAPIで外部制御できる作りになっているため、UIは気に入らなければ自分で作り直せるので、Strolyのデザインを完全コピーしたバージョンのMaplatを作るのも2日仕事とかそういうレベルです。なのでデザインで負けていることは大きなファクターとは全く思っていません。)

別の視点では、たとえば金集め。
Strolyの経営陣は、本業をちゃんと回して黒字にできる体制を作るという点ではほぼ無能ですが、しかしながら前身のATR-Promotionsの時代から、お金を集めてくるという意味では、どういう魔法を使ってるのか知らないですがすごい才能を発揮していました。
ATR-P時代の行政からの補助金から、今のStroly時代のVCからの投資まで、本業が赤でもそれを埋める資金をどこからか調達してきて、結果的に売り上げと集めた金を合わせると年間トータル10万円かそこらだけギリ黒字(ATR-P時代の話で、今もそんなギリ経営してるのかは知らないですが)、というような経営をうまく回してました。
ATR-P当時の我々は、補助金でドーピングするような経営など長続きしないのだから、ちゃんと本業を回して黒字にするような経営をしろと批判的でしたが、そんな経営でも10年も回せれば大したものです。
(一方で、その得体の知れない謎の集金力に対し、とはいえさすがに技術などの実体がないのに口先だけではいかに弁が立とうと金は集まらないだろうし、またサイコパスでもない限り資金を集めるプレゼンの場で、実体もない技術を嘘で塗り固めるようなことはしないと思うので、Stroly社の次の集金の際にアピールする要素を皆無にするために、技術で殴って外堀を埋めようとしているのが今のMaplatの活動になります。冒頭で書いた、私がStrolyの技術を貶める記事を何度も書いているのは、この技術的優位を広報することで、Stroly社の集金能力を潰えさせることが目的です。)

その他にも、Stroly社にはATR-Pの時代に私も在籍して、経営の方向などの議論に私も参加しましたし、当時コンシューマー向けビジネスのコの字も知らなかった彼らに私は自分の経験知識をちゃんとトランスファーしましたし、その当時に議論して決めた方向性を、今も彼らが踏襲しているところはいくつもあります(踏襲しているというより変え方がわからないので変えていないというのもあるでしょうし、また中には、前の記事で書いたこの事例のように、ちゃんと議論して方向性を決めたにも関わらず、技術的に実現できなくなってしまってなし崩しに無くしてしまった施策もあるでしょうが)。
Stroly社が今やっていることの一部には、技術の大半を私が作ったことも含め、過去の私を相手にしている部分もあるのです。
そういう彼らの得意な点や、私も含めた蓄積が彼らの中には既にあるのであって、少なくとも、同じようにコンシューマ向けビジネスなどもろもろ素人なStroly競業業者が、私に意見を聞いたり、忠告を受け入れたりせずに舐めてかかって潰せるほど、Strolyは甘い企業ではないと思います。

翻って、Maplatを採用して、協力してStrolyを打倒しようと言ってる、あるいは言っていた、いくつかの企業の方はどんな感じか。
Maplatを採用することによって、技術面ではStrolyを上回れる可能性(飽くまで可能性です。採用した側がMaplatを使いこなせるとは限らないので。実際、Maplatを採用したにも関わらず、使いこなせなかったためにStrolyよりはるかに劣った機能しか実現できなかった会社はありました)は提供されていますが、その他の面でStrolyのパフォーマンスを上回れていないにもかかわらず、程度の差はあれ少なからずStrolyを舐めてかかっている会社ばかりです。
お前らほんと、どうして根拠もなく相手を舐めてかかって、そして漏れなくやらかしてしまうのか。
不思議で仕方ありません。

その中で特に酷かった会社で、あまりに酷すぎて付き合うメリットがなさすぎるので今は付き合うのをやめてしまった会社があります。
上記で書いたMaplatを使いこなせなかったのもこの会社ですが、これがまあ酷かった。
元々は先方から声がかかって、投資を集めて一緒に新しい会社を作るくらいの勢いで、Strolyを倒しにかかりましょう!という話だったので、一時期ほぼ行動を共にしていたのですが、
頻繁に行なっていた打ち合わせで、私が「新機能ができて、これでこう、さらにStrolyの技術を上回ったんですよ」と説明すると、すかさず「やりましたね!これでStroly倒せますね!」とかその会社CEOの彼は言うんですが、当然そういう事を言うのだから、Strolyを倒すための技術以外の部分、Strolyからシェアを奪うための戦略を立案したり、そのための資金を調達したり、デザインを提供してくれたり、するのかと思ったら、何もしてくれない!
本当に何もしてくれない!
恐ろしいほど何もしてくれない!
競業企業としてのアプローチで、技術だけ上回ったってStroly倒せるわけないやろアホか!
上回る技術持ってたって広報したりしてシェア奪わなきゃ知られることなく、何も変わらんやろ!(というかその技術すら、Maplat使いこなしてないせいでStrolyを下回ってたけどな!)

ソリューション広報のために必要な技術のランディングページや、プレスリリースすら全く打ってなく、そのため彼らがStroly対抗のソリューション持ってることすら人に知ってもらえない状況だったので、そういうの作って人に技術を知ってもらう機会作らないとシェア広がらないですよ、Strolyはそういうのちゃんとやってるから、営業しなくても使ってみたいとお客さんの方から仕事が来ることがあるんですよ、とかアドバイスしても、「いや、私の経験上そんなページとかにコスト費やしても受注増えないんですよ、ちゃんとお客さんに営業かけて初めて受注が取れるんです」とか言ってて、蓋開けてみればStrolyのシェア奪うどころか、年数件しか受注取れなくて経営危機に陥ってる有様。
ほんま、なんで競業相手を上回るパフォーマンス出せてない分野で、なんでまず相手を否定してかかれるのかが全く理解不能
今その分野で相手に負けてるなら、まず相手を研究しろや。
その上で、相手のやり方を理解した後初めて、相手を追い抜くための工夫を加えろや。

デザインなんかも、その会社は酷かったです。

左下の回転矢印ボタン、どう言う意味だよ

この画面はその会社のアプリでMaplatを使ってくれていたページでの画面だが、左下に何の説明もなく置かれている回転矢印ボタン、普通にタップしても何も起きない。
この意味不明のUI、何の機能だと思います?
正解は、現地で見た場合に、GPSで現在地が表示されるんだけど、そのGPSの場所に視点を戻すボタンらしい、そんなもんわかるか!100人ユーザがいたら100人わからんわ!
アプリ全般を通じてこのノリのむちゃくちゃなUIだらけなんですが、だったらせめてヘルプが充実しているのか?と思ったら、多言語対応アプリを謳っているくせに(確かにUI上の文字は5か国語くらいに切り替わりはする)、ヘルプ見たら日本語ヘルプしかなく多言語対応してない!
おまえ、これ案件が落札さえすればよくて実際にユーザにどう使われて観光の状況がどう改善したか追跡するつもりのない地方自治体から、受注して金取るためだけに適当に機能散りばめただけで、実際にユーザに使わせる気さらさらないやろ!
この辺も、Maplatの機能使いこなしていないのと合わせて、改善するよう何度も何度も提言したが、聞く耳持たず1年経っても2年経っても改善しないままでした。
これならまだ「デザイン馬鹿」のStrolyの方がはるかにマシだし、これで「Strolyに勝てますね!」とかよく言ったもんだと思うわ。

あるいは金集め。
その会社とはベンチャー投資を得るために一緒にベンチャーファンドを尋ねたり、投資コンテストに応募したりしたこともありましたが、1ヶ所に断られただけで、「いや、もううちは投資とか話きても全部ダメなんですよ」とか言って、次に動こうとしない。
Strolyは、「金集めるのだけは得意で、どんな魔法使ってるんだか」とか先に書いたけれど、数社からベンチャー投資を勝ち取るのに、少なくとも数十社VC回りまくってるのくらいは知ってるわ!
私だって金を得る方じゃないけど、MaplatがGeoアクティビティコンテストで初の三冠、みたいなのだって、その前の経産省のビジネスプランコンテストも、総務省の異能ベーションも、全部落ちて、アーバンデータチャレンジとかも毎年門前払いで、それでもメゲずにやってきたから勝ち取れたわけです。
てめえが責任を負うべき金集めの分野で、粘り強くチャレンジを続けずに一箇所二箇所否定されたくらいで引き下がってて、これで「Strolyに勝てますね!」とかよく言ったもんだと思うわ。

ほんま、自分の責任の領域でStrolyに全く勝ってないくせに、Strolyのやり方を研究したり、そのやり方を知ってる私の忠告聞いたりせずに舐めてかかって、企画、労力、金のコストも一切突っ込まずに、どうやってStrolyに勝つつもりだったのか、Stroly打倒しましょう!という話を私のところに持ってこようと言う気になったのか、理解に苦しみます。
技術的に勝ってるMaplatの勝ち馬に乗れば、鼻くそほじっててもStroly倒すところまで連れてってくれるとでも思ってたのか。アホか。
さすがに、その会社と付き合い続けても、Maplatにとって足枷にこそなれ何のメリットももはやないので、付き合いは完全に断ちました。

さすがにこの会社が飛び抜けてむちゃくちゃでお尻を出した子一等賞なので、他の会社はここと比べると全然マシなのですが、それでも少なからずStrolyを舐めてかかっているところ(かつ、同時にStrolyにコンシューマ向け事業のやり方のイニシエーションをした私のノウハウまで含めて舐めてかかっているところ、お前は技術だけ提供してれば良い、とでもいうような、言葉選ばず言わせてもらえばど素人だろうに)があります。
某Maplatを使ってくれている別の会社では、いろんな人から地図を集めるプラットフォームの一部としてサービスを投入する計画だったのですが、Webで機能を提供するのではなくスマホアプリの上に自社メディアアプリプラットフォームを提供し、その中で顧客の地図を配信するという事業計画を立てておられました。
ですが、もはやその頃には、世間のトレンドはアプリからWebに移っているのは明白で、Strolyもアプリ中心からWebに軸足を移している状況でした。
Webに軸足を移すべき理由としては、

  • スマホアプリが目新しくてブーストがかかっていた時期ならば別ですが、いまや目新しくも無くなった状況では、基本的にWebはスマホの所有関係なくほぼ全ての人、日本だけでも1億人を母数として訴求するメディアですが、スマホアプリはスマホの持ち主、数千万人を母数として訴求するメディアでしかありません。
    地方自治体その他の主体も、スマホアプリがもてはやされていた頃はどこもかしこもスマホアプリ、でしたが、徐々にそれに気づき始めているので、今はWeb回帰、あるいはスマホアプリ作るにしてもWebとセットで、になりつつあります。
  • しかも、それでもスマホアプリが「数千万人を母数として訴求する」のは、各顧客相手に各顧客専用アプリを作ってあげた場合の話です。
    各顧客専用アプリではなく、自社メディアアプリを1つ作って、その中で各顧客コンテンツを提供する形ですと、訴求力はその自社メディアアプリのダウンロード数の範囲でしかありません。
    自社メディアアプリが1万件しかダウンロードされなければ、メディアとしての訴求力は1万人でしかありません(しかも、そのアプリユーザのアクティブ率にも影響しますし)。
    そういった1億人に訴求する可能性のあるWebに比べ訴求確率が1万分の1の超超弱小メディアに、お金を払ってまでコンテンツを提供したいと言うお客様の割合は、極めて小さくなるでしょう。
  • また、自社メディアアプリの場合は、ユーザの満足度の面でも大きな問題があります。
    たとえば各顧客専用アプリを作る場合、大阪と仙台と福岡の顧客のアプリを作ったとすると、多分それらのアプリは大阪と仙台と福岡のユーザしかダウンロードしないでしょう。
    東京、名古屋のユーザがダウンロードして、なんだこんなアプリ使えないじゃないか、とクレーム低評価をつける恐れはありません。
    ところが、自社メディアアプリの場合、それ自体は位置に対してニュートラルですから、東京、名古屋のユーザがダウンロードする可能性があります。
    それらのユーザが中に大阪と仙台と福岡のコンテンツしかないのを見た場合、確実にこんなアプリ使えねえじゃないか、とクレーム低評価をつけるでしょう。
    そういう危険性が、位置情報系の自社メディアアプリを作る際には常に存在します。
  • Strolyはながらく各顧客専用アプリを作ってきましたが、それはスマホアプリがもてはやされていた頃にスタートしたと言うのが理由の1つ、次には当時のWebはStrolyやMaplatのような歪まない地図を重ね合わせるという技術を表現するにはまだ不十分だったのが1つ、もう1つは、Webに直接載せるほどではないにしても、各顧客専用アプリならばAppStoreなどの中で数千万人の十分に多い母数のユーザに訴求できるからです。
    ですが、私がStrolyに在籍していた時代から、AppleのAppStoreでの方針が変わり、ほぼ同じソースコードで複数の顧客向けにほぼ内容が同じでコンテンツだけが違うようなアプリを量産することを、Appleがスパム行為とみなすようになってきました。
    そしてAppleは、各顧客専用アプリを作るのではなく自社メディアアプリを作り、その中で顧客コンテンツを提供する形に切り替えるよう強制してきました。
    ですが、自社メディアアプリには先に述べたような、訴求力が格段に落ちることで顧客がコンテンツを提供する魅力が落ちる、自社メディア内でコンテンツを提供していないクラスタを引き込み評価が下がる、などの危険性があり、あまりに魅力がありません。
    なので、私がいた頃のStrolyは何とか各顧客専用アプリ提供を引き延ばせるようAppleと交渉してきましたが、さすがにもうこれ以上引き延ばせなくなったのでしょう、その時に、リスクの多い自社メディアアプリではなく、Web側に出て行く決断をStrolyがしたのであろうことは想像に難くありません。

StrolyがWebに軸足を移した理由は、これだけの経験のあった後での結論であるわけですが、そこにわざわざリスクに飛び込むように、自社メディアアプリを投入しようとその会社はされていたので、上記のような内容を掻い摘んで話して、今はWebも提供すべき、ということを提言しました。
が、その会社は、「StrolyはWebプラットフォームにしたせいで、低品質の地図も混ざり込んで玉石混淆のメディアになっている、うちは厳選した地図を提供する高品質アプリにするので、十分に勝てる」と、なんか自信満々なんですが希望的観測いっぱいのことを言われていたので、まあそう言われるなら、とその時は引き下がりました。

ところがそれから1年ほどして、その会社がある案件を受注しそうな話を聞いた時、どうも案件の内容的にアプリだけでなくWebも必要になりそうな感じだったので、アプリは御社の既存プラットフォームでいいでしょうが、Web部分は御社の既存ソリューションにないので、Web部分はSIできる会社探してこちらで引き受けますよ、と提案したところ、「いや、この1年営業していてWebの必要性を痛感しました。Webのプラットフォームもうちで用意します」と。
いや、経験からでも気づいたのはエラいですけど、それ、1年前の私の提言受け入れていれば、1年も無駄な活動せずにロケットスタートできてましたよね?
また、今からでもWeb版作るのはいいですけど、Webメディアもノウハウお持ちじゃないですよね?またStroly研究もしないで、自分たちの思い込みだけでメディア作れば、また1年後に「あの時ああやってれば」になりますよね?
その辺わかってるんですかね?
私のアドバイス、10年以上もの経験と、あとそのことばかり考えてきた深みがあるもんなんですけど、軽くあしらわれてむちゃくちゃ舐められてますよね?

まあいずれにしても、Strolyは当然現状では嫌いですが(現状では、というのは協業する道もこちらは提案しているので)、己の対向すべき分野でStrolyのパフォーマンスを超えていないのに、Strolyを舐めてかかる連中にも腹がたちますね。

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