Code for History

"Code for History"はIT技術を歴史学上の問題の解決に使うコミュニティです。強調したいのは、我々にとってIT技術は「手段」であって「目的」ではありません。「目的」は歴史学上の問題を解決する事であって、必要であればITでない手段も活用します。常に最優先なのは、問題を解決することです。

ATR Creative 高橋徹に聞かせたいこの言葉

技術は発想やデザインの限界にならない

我が意を得たり。
ATR Creative高橋徹に聞かせたいこの言葉。

これとかも痛烈。

語弊を恐れずきついことを言うと、技術や知識のバックボーンが全く無い人が言う「アイデア」はほとんどがロクなもんじゃない。これはIT分野だけじゃなく、クリエイティブな作業を伴う全分野に言えると思うんだけど。「枠にこだわらない発想」は枠がどういうものかという前提を知ってないとできない。

げに。
守破離

この辺の話でいうと、中に居た頃、別に彼奴を貶める意図でも何でもなくて、純粋に納得した記事を

今後より企画が重視されるようになり、かつみんなが企画視点で考えないといけなくなると思うので、参考になれば。
http://gitanez.seesaa.net/article/47020289.html

これだけの内容のメールで、記事(企画屋さんは自分の仕事はデザインだと認識したほうがいいんだと思うよ)を社内にFYIしたところ、彼が自分を揶揄されたと思ったのか激昂して、改行も入れ忘れるような長文でドドドーっと(抜粋)

(前略)この人の言ってることは、言いたいこともその正当性もわかるんだけど、その上で「今さら感たっぷりのやれやれな主張」に聞こえちゃうんですよね。この人の言う「典型的な企画屋さん」が実装屋さんの仕事を知って制約を知るのと同様に、こういう日本の典型的な実装屋さんももっとデザイナーのことを知らないと、自分たちの仲間内の価値観にどんどん凝縮されて行くだけで、世間的に見て面白い仕事はできないと思う。少なくともこの人の「デザイン」という語の使い方は言語道断というか、まともな話にならないレベル。この人が学生さんなら1からゆっくり指導して、センスがあるようなら一緒に仕事をしようともなると思うけど、既に社会人でこの人のように「すべての仕事は自分たち実装屋さんの正しい型にはまるべき」なんて考えてるようなら、こちらの対処としては、世間一般でよく見られるように、「実装屋さんはどこまで行っても実装屋さんの価値観しか持てないし、議論するのもめんどくさいから、敬して遠ざかるのが吉」って対応になってしまいがちになってしまうかもしれない。(後略)

みたいな返答返してきて、はあ、典型的な実装屋というのはこの記事の筆者と同時に俺の事も揶揄ってんだね、なんだかなあ、という思いをしたものですが。
中に居た頃から気付いてたけど、あまりにも痛くて哀れなので気付いてないふりをしてて今始めて話題にするんだけど、この記事の筆者って、彼の言うような「典型的な実装屋」じゃなくて、百戦錬磨の「企画/プロダクトデザイナー」さんの方なんだよね…。

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